チャオ！【ドッグライフデザイン アプリシエ】
アロマ＆ドッグマッサージセラピストの櫻井裕子です。
ただいま 栃木県から千葉県までドッグマッサージセッションで通ってくれてるイケメンくんがいます。
彼は 先日の記事でも少しご紹介していますが
ポメラニアン 脱毛症(偽クッシング症候群)という甲状腺機能低下から起きる皮膚の症状と
膝蓋骨脱臼 グレード2という診断を受けています。
最近 甲状腺機能低下症についてこのブログの検索ワードが上位に上がっているので
彼の皮膚の話はまた次回の機会に話したいと思います。
膝蓋骨脱臼の手術をしないという選択したあずきくんの飼い主さん。
「これ以上膝の症状が進まないためにはどうしたら良いでしょう」 と獣医さんに相談したところ、
マッサージ とIZ運動しましょう！
（IZ運動とは、お膝の屈伸運動を他動的に行うことです）
と言われたそうです。
「やり方を教えて下さい 」と聞いてみたところ
「うーん、それがよくわからないんです。」
というお答えだったそうです。
それでやり方を検索していたらこのブログにたどり着いたそうです。
もしかしてこういうケース多いのかな？
と思い、あずきくんの事例を紹介します。
マッサージや他動的な屈伸運動はなんだか怖くて自分ではできない！
と思う飼い主さん、多いと思います。
あずきくんの飼い主さんもそうでした。
あずきくんは
マッサージを嫌がってやらせてくれない。
飼い主さんもなかなか捕まえられないほど、元気がよくてじっとしていられない。
というわんちゃんなので、おうちでのマッサージもやり方をお伝えしましたが
お散歩や生活の中で取り入れられる、彼が自発的にやってくれる運動やマッサージ効果が期待できる方法をお伝えして実践していただきました。
その方法の一つが落ち葉のある場所での散歩です。
これが１回目のドッグマッサージをやる前のあずきくんの様子です。
胸の筋肉が張りすぎていて、肘の屈曲や膝の屈曲が少し 浅いと思います。
飼い主さんはマッチョな子だと思っていたそうです(笑)
オスワリやおしっこの時に足を挙げるのもためらって時間がかかっているという
のが私も飼い主さんも共通の感想でした。
２回目のマッサージの前のあずきくんです。
足の痛みでためらっていた、オシッコの足あげもためらわずにできるようになったようです。
１ヶ月間の落ち葉のお散歩コースのおかげで
膝や肘の屈曲が出るようになりました。
おまけに皮膚の血色がよくなって、青黒かった皮膚の色がピンクになったようですー。
１回目のマッサージをする前よりも
前足のスタンスの幅が狭くなり、四肢もよく動いています。
(1回目のマッサージ前のあずきくん。
あまり肘や膝を曲げずに歩いていました。)
うふふ、なんだかたのしそーう。
２回目のマッサージ前の状態です。
肘もお膝もよく曲がっています。
前足のスタンスの幅も狭くなっています。(２回目のマッサージ前の状態です)
マッサージを受ける前は
後ろ足も前足もスタンスの幅が広いです。
こちらは1回目のマッサージ後のあずきくん。
胸の筋肉のコリをほぐしただけで前足のスタンスの幅が狭くなりました。
犬の姿勢で理想的な「肩関節の延長線上に人差し指と中指の間が乗る」という条件に近くなっています。
２回目のマッサージで会ったときにも
ほぼ変わらず維持していてくれました。
(マッサージする前の状態です。)
膝蓋骨脱臼は最も軽度のグレード1～最も重度のグレード4まであり、
ワンちゃんの個人差もあるので、それぞれ禁忌事項や注意するべき事項が違う場合があるかも知れません。
担当の獣医さんに確認していただいて、もしＯＫならば
落ち葉や草むらの中を歩くのは、
ワンちゃんの自発的なマッサージ効果や屈伸運動ができ、
自然に 筋肉のコリがほぐれたり、膝の周りの筋肉の強化アップにつながります。
膝が外れやすい ワンちゃんと暮らしている方は
お散歩コースをちょっと工夫してみてください。
シニア犬の子にも良いですよー。
もうすぐ11歳の香蓮ねぇさんなんて、落ち葉のお散歩コースの時には
ヤッホーい＼(^^)／でウキウキです。
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