チャオ!【ドッグライフデザイン アプリシエ】
アロマ&ドッグマッサージセラピストの櫻井裕子です。
最近はスケジュール関係で積極的に出張マッサージをお受けしていませんが、先日のラジオ出演帰りに近くだったので神奈川県在住のお友達のワンちゃんのドッグマッサージに行ってきました。
鮎スケくんは芙蓉(ぷよん)のボーイフレンドで、もと保護犬。
なのでおそらくペキニーズ系ミックス犬だと思われる犬種です。
成長板早期閉鎖症で前肢が湾曲していて、
SNSで背骨のレントゲン写真を「背骨は異常ナシ」ってアップしていたので、よーく見たら背骨があちこち歪んでいるのを発見♪
特に犬でよく起こるもので、骨が成長する部分である成長板が早い時期に閉じることにより骨格の成長障害を起こす病気です。原因は外傷などにより成長板がダメージを受けることが多く、橈骨・尺骨に多く見られます。
ビーグルやダックスフンド、コーギーなどの軟骨異形成犬種においては2つの骨の成長の同期化がとれず足が変形することもあります。
一方の骨が成長を止めた後ももう片方の骨は伸び続けるため、足が変形してきます。尺骨側で早期閉鎖が起こったときは橈骨が伸び続けるため足が下側~外側を向いて変形します。
出典サイト:http://nihon.matsu.net/nf_folder/nf_mametisiki/nf_dog/nf_dog_seichouban_soukiheisa.html
軟骨異形成犬種は椎間板ヘルニアになりやすい犬種でもあり、ペキニーズもその犬種に入ります。
前から見て、
腕がまっすぐに伸びていなくて大きく丸く湾曲している
つま先がバレリーナみたいに外側に開いている
という状態ならば、成長板早期閉鎖症の可能性があります。
遺伝なのでマッサージで骨の異常の改善はできませんが、
成長板早期閉鎖症のワンちゃんたちは骨格が他のワンちゃんと異なるため、肩・腕・胸・首・背中の筋肉に大きく負担がかかり、強いコリを抱えやすくなります。
またそれに伴って、
肩や腕を動かすための関節の可動域が狭くなります。
遊び好きなワンちゃんにとっては、動きたいのに思うように動けないというストレスを抱えているかもしれません。
継続的にマッサージで柔らかくて健康的な筋肉を保ってあげるとよい症状です。
私の経験上、オーバーバイト、アンダーバイトで顎が前後にずれているワンちゃん、または顔の中心より左右どちらかに顎がずれているワンちゃんは
背骨のトラブルが出やすかったり、背骨の歪みを抱えていたりする傾向があることがわかっています。
だから私は、背骨の歪みのチェックと共にお口の歪みもチェックします。
FACEBOOKやInstagramで感想を載せてくださいました。
翌朝のLINEにもこんなメッセージをいただきました。
「私が千葉にいるときにマッサージに通う!」
と言ってくれましたが、交通費や1回当たりの施術料のことを考えた上で、お家で毎日継続的なマッサージをしていただく方がよいと思ったので、ご自身で習って覚えるか私の著書を見ながらマッサージしてもらうことをおススメしました。
成長板早期閉鎖症のワンちゃんは日々の継続的なマッサージで、負担がかかっている筋肉をほぐして快適に動けるようにできると思いますので、
ダックスやコーギー、ジャックラッセル、ペキニーズなどの犬種で腕が湾曲しているワンちゃんがいたら、お家でマッサージできるようになりましょ♪
通学4回のコースで参加された方が全くの初心者でも、
「数分で全身のカチカチの筋肉がふにゃふにゃ、皮膚もゆるんで背中の皮がびろ~んと伸びる」テクニックができるようになってますよ~。
まもなく3月スタートの愛知と千葉の基礎コースのお申込みを始めますので気になる方はチェックしておいてください。
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メンテナンスドッグマッサージは、犬の解剖学に基づく基礎知識の上に成り立っているマッサージです。
最大の特徴は「速効性です」。
普通のケースであれば10秒以内に、カチカチにこり固まった筋肉が柔らかな筋肉に戻るのを実感できます。
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